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この経営者から学べ! この経営者から学べ!
このコーナーでは他にない付加価値を生み出している経営者を客単価UPコンサルタント・村松達夫の視点で考察し、経営を飛躍させるためのエッセンスを抽出していきます。さらっと読むだけでワクワクとした高揚感が得られ、今の時代を切り開くビジネスのヒントが手に入ります。
『英会話マスター脳』開発プロデューサー
今回、ご紹介するのは、「英会話マスター脳」を作る講師だ。
非常に面白いのは講師の井上知さんは決まった講座やカリキュラムや教室を持っていないことだ。 しかも、気が向くとふらりとカンボジア、フィリピンなどの海外に行ってしまい、半年間帰ってこないこともよくある。 そんな型破りなスタイルにも関わらず、彼の教えを求める受講者は後を絶たない。 今回はその秘密に迫ってみたい。
CONTENTS
-1- 成功体験を活かす
最初に暴露したいのは、井上さんご自身が英会話を学ぶのが非常に苦手だった、ということだ。英会話教材を使っても、英会話学校に通っても、ちっとも上達しなかった。
-2- 脳の使い方を極める
ユニークなのは、井上さんの講座では、テクニックやスキルなどの英会話を教えるのではなく、どんな脳の使い方をしたら、英語が習得できるのか、を徹底的にレクチャーしてくれる点である。
-3- ビジョンを打ち出す
井上さんの取り組みはこれだけではない。なぜなら英会話を学んでもらうことがゴールではないからだ。
-1-成功体験を活かす
最初に暴露したいのは、井上さんご自身が英会話を学ぶのが非常に苦手だった、ということだ。 英会話教材を使っても、英会話学校に通っても、ちっとも上達しなかった。 それもかれこれ7年にも渡り、精一杯勉強したにも関わらず、だ。 ところが、あるキッカケでイングランドに3ヶ月の海外留学に出かけたところ、わずか3ヶ月で「これまでの7年間は一体なんだったのだろう」と思うほど、見違えるように英会話が上達したとのこと。 よく「習うよりも慣れよ」という言葉がある通り、現地に行くと身に付く、という話はよく聞くが、では「海外に行きましょう」が答えなのだろうか? 井上さんの素晴らしいところはそういった安易な結論ではなく、「なぜ、海外に行くだけで上達したのだろう?」とその理由を徹底的に研究したところにある。 その結果、1つの結論に達した。 それは、通常の英会話教材や英会話スクールと、海外留学とでは「脳の使い方が違う」ということである。 つまり、海外留学で体験した「脳の使い方」を講座に取り入れることで、日本にいても英会話が10倍速く上達できるようになるというメソッドを開発したのである。 このメソッドを取り入れた独自の講座展開を図っているため、同業他社は存在しないのだ。
成功体験を分析し、独自のウリを作れ!
とかく専門家になればなるほど、「やればわかる」「これはそういうものだ」で終わってしまいがちである。 しかし、成功体験を分析し、誰にでもできるような理論に落し込むことで、同業他社との競合は一切なくなるのだ。
-2-脳の使い方を極める
ユニークなのは、井上さんの講座では、テクニックやスキルなどの英会話を教えるのではなく、どんな脳の使い方をしたら、英語が習得できるのか、を徹底的にレクチャーしてくれる点である。 少しだけ秘密を明かすと、脳は「苦しいこと」や「大きなこと」が大嫌いで、「楽しいこと」「小さなこと」が大好きだ、という特性を持っているとのこと。 わかりやすい例を挙げよう。 ろくに運動していない人が体を鍛えるために、気合と根性だけでいきなり10キロのランニングをしたらどうなるか、を想像してみよう。 答えは明白だ。 次の日になると運動なんてする気はキレイさっぱり失せてしまう。 しかし、仮に男性であれば、「美女と一緒に走れる」だったらどうだろう。 少々厳しくても頑張れるはずだ。 もしくはとりあえず家の周りを一周するだけでOK だとしたらどうだろう? さらにこの2つを組み合わせて、「美女と家の周りを一周する」なら、1年でも2年でも続くのではないだろうか? このように、脳というのは、非常にわがままな性質を持っているので、どんな教材やスクールを使っても構わないが、この2つは最低でも意識しないと、どんな優れた教え方をしても身につかない、というわけなのだ。 井上さんはまずこのことをしっかりレクチャーした上で、受講者が「楽しく」「小さく」学べるように指導するので、他の講座で挫折した人も無理なく継続できるのだ。
売る前にお客さんを気持ちよくしろ!
脳の仕組みは購買行動にも言えることである。 どんなに良いものであっても、お客さんが楽しくない、と思うものは売れない。 良い商品やサービスも大事だが、お客さんが気持ちよく買いものができる仕掛けを作っていくほうがはるかに重要なのだ。
-3-ビジョンを打ち出す
井上さんの取り組みはこれだけではない。 なぜなら英会話を学んでもらうことがゴールではないからだ。 では何がゴールかというと、英会話が話せるようになることで、日本に留まることなく、世界中の人と触れ合う中で人生をより豊かなものにしてもらいたい、というものである。 井上さんご本人も現在も海外の人たちに直接触れ合うことで、英会話のより効果的な学び方を研究されているが、その傍ら、ボランティア活動に参加したり、海外の人とコラボレーションをして、社会貢献事業を立ち上げるなど、実に様々な形でビジョンを実現している真っ最中だ。 これはそのまま受講者のお手本となるため、井上さんの講座は単に英会話を学ぶ場所ではなく、「ビジョンを実現するコミュニティ」でもあるのだ。
商品ではなく、ビジョンを売れ!
単に商品を売るだけではお客さんは必要なものしか買ってくれない。 しかし、その人が理想と思えるようなビジョンを指し示すことで、そのビジョンを得るために必要なものはすべて売れるのだ。
今回の学び
「同業他社の一歩先を見よ!」
Lesson1.成功体験を分析し、独自のウリを作れ!
Lesson2.売る前にお客さんを気持ち良くしろ!
Lesson3.商品ではなく、ビジョンを売れ!
『英会話マスター脳』開発プロデューサー
企業DATA(取材協力)
株式会社 Create-i information 井上 知さん
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客単価UP コンサルタント 村松達夫
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