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経営幹部型コンサルタントとは?
村松達夫の“経営幹部型コンサルタント”とは
まず1つ目は専門特化型コンサルタントです。 これは皆さんが割とよく目にする職業で、たとえば、メルマガコンサルタント、財務コンサルタント、チラシコンサルタント、経費節減コンサルタント、 といったように何かに専門特化して知識を提供する仕事です。 おそらく、ほとんどの方のコンサルタントの認識はこちらだと思います。

そして、もう1つは私が行っている、“経営幹部型コンサルタント” ですが、 こちらは単に専門知識を教えるのではなく、幅広い専門知識を組み合わせ、経営者と同じ立場に立ち、 どういう方向性で経営をしていったらよいのか、という設計図(シナリオ)を描く仕事です。

この両者のどちらがいい、悪い、はありませんが、もしかすると、後者を希望しているにも関わらず、 前者のコンサルタントにこの仕事を求めてしまっていると、大変なことになりかねません。 ここではそのことについてお話ししたいと思います。


分かりやすくお医者さんの例で説明しましょう。 たとえば突然お腹が痛くなり、お医者さんに駆け込んだ時、「右腹部がいたいからきっと盲腸かも知れない」と訴えたとしましょう。

その時、お医者さんは「そうですか、盲腸なんですね。では切りましょう」と言うでしょうか。 当然言いませんよね(もしそんなお医者さんが居たら怖いですよね(笑))。

ところが恐ろしいことに経営コンサルタントの世界ではこのようなことがまかり通っているのです。 たとえば、経営者が「売上高が下がったからチラシの反応を上げてください」と言われれば、専門特化型コンサルタントは「盲腸ですね、はい切りましょう」という感じで、 「分かりました、チラシを改善しましょう」とチラシの反応を上げてしまうのです。

「なぜ、それがいけないの?」と思われるかもしれませんが、こういうケースを想定してください。 たとえば売上高がダウンした原因が接客の悪さにある場合、チラシの反応がアップしたらどうなるでしょう? そう、来店客は増えますが、その増えたお客さんはその悪い接客の被害に遭うのです。当然、リピートしないばかりか、悪い口コミが蔓延してしまいます。

ですので、当然スタッフ教育が先決になります。 また、資金ショートしそうなときにチラシを改善していたら、その効果が出る前に会社がつぶれてしまう、というケースも少なくありません。 この場合に行うのはまずは銀行に行くことです。

このように専門特化型コンサルタントに相談するには、経営者自身が何を真っ先にやらなければならないかをご自身でしっかりと分析する力が要求されるのです。 裏を返せばこの「自己診断」ができる経営者(お医者さんで言えば自分で盲腸だと診断できる人)は専門特化型コンサルタントに相談すれば結果はシャープに出ると言えます。

しかし、この「自己診断」に自信のない方は、専門特化型コンサルタントに相談する前に、 “経営幹部型コンサルタント” を置くべきだと私は考えます。 経営幹部型コンサルタントは、あなたが「ブログをやりたい」と言っても、「じゃあ、ブログの書き方を教えます」とは言いません。
会社全体の問題点を総合的に分析した上で、「ブログをやるのはいいですが、その効果を高めるために、まずは郵送でニュースレターを発行することで常連客にまずは社長の文章のファンになってもらった方が効果的ですよ」と、 より適切な順番をお伝えするでしょう。

また、「社員が言うこと聞かないので何とかしてください」と頼まれたとしても、 「分かりました。それならむしろ社長のやりたいことをより明確にしたほうが早いですよ」と、ブレーンストーミングをおススメするでしょう。 このように経営者のリクエストを叶えるために、言われたことをそのままやるのではなくきちんと分析して、より効果的な結果が出るように行動シナリオをその都度考えて提案するのです。
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